【重要】2022年度以降の専門医認定試験受験上の注意

会 告
2021年11月16日
一般社団法人日本透析医学会
理事長 武本 佳昭
専門医制度委員会委員長 岡田 和義
専門医認定小委員会委員長  脇野  修
 
 
2022年度以降の専門医認定試験受験上の注意


2021年3月27日付け会告( https://www.jsdt.or.jp/specialist/3193.html )「専門医制度規則施行細則一部改正のお知らせ」のとおり,理事会で承認のあった「日本透析医学会専門医制度規則施行細則(以下「施行細則」という.別添施行細則一部改正 新旧対照表を参照)」の下で2022年度第33回専門医認定試験を実施します.
本施行細則は2022年4月1日より施行しますので,現在すでに準備中の先生方におかれましては,下記に留意し,準備を進めてください.

 

 
1.現行施行細則第25条第3項の認定基準の一部改正について
現行の施行細則第25条第3項 別表に定める認定基準については,2022年4月1日から施行細則第25条第3項の認定基準が一部改正されます.これに伴い,現行施行細則 別表 「地方学術集会認定基準」及び「全国規模学術集会認定基準」は2022年4月1日から「学会参加および学会発表として認められる学術集会等」に一部改正されます.これにより,参加による単位や発表による追加単位が一部変更になります.また,2021年度まで認定されていた学術集会参加が2022年4月1日から業績として認定されない学術集会もありますのでご留意ください.詳細は別添の施行細則一部改正 新旧対照表を参照してください.

2.施行細則第23条 症例要約の一部改正について
施行細則第23条 症例要約のカテゴリーの改正に伴い,2021年度までの症例要約の書式が一部改正されます.新たな様式を学会ホームページに掲載いたします.2022年度専門医認定試験受験者は2021年度までの旧様式で症例要約の提出は可能ですが,その際は2022年度からの新様式での記載方法(該当する記号への修正,透析方法記載など)に書き換えて提出して下さい.なお,2023年度専門医認定試験受験者からは旧様式の提出を認めませんので,新様式に沿って作成してください.

3.施行細則第23条 症例要約のカテゴリーの改正に伴う変更点について
①現行のD腹膜透析症例は改正後のA維持透析症例に含め,症例要約6例を提出する.
このうち,少なくとも血液症例1例および腹膜透析症例(含むCAPD)1例を含むこと.
②B慢性腎不全透析導入症例について,症例要約3例を提出する.血液透析症例および腹膜透析症例を含むことは可能ですが,このうち,少なくとも血液透析症例は1例含むこと.
③Eバスキュラーアクセスカテーテル留置症例は一時的バスキュラーアクセスカテーテルだけでなく,長期留置カテーテル(カフ付きカテーテル)留置を行った症例でも可能です.
以上の3点はご注意ください.

4.施行細則 別表【学会発表・論文に関する注意点】について
論文,学会報告に関しては,本学会での発表・論文(年次学術集会・日本透析医学会雑誌・RRT誌・TAD誌に限る)はいずれも認めます.その一方で,本学会での発表・論文以外の業績については,維持透析患者に関わるものに限っています本学会での発表・論文以外に関して下記の例はよく提出されますが業績として認めませんので,ご留意ください.
・維持透析導入とならない急性血液浄化症例およびそれに関連する臨床研究
・維持透析と関わりのないアフェレーシス症例および維持透析に関わりのないアフェレーシスに関する臨床研究
・維持透析と関りのない腎移植症例(先行的腎移植など)および維持透析に関りのない腎移植に関する臨床研究.(維持透析導入後の患者の移植症例は認められます.)

なお,2021年3月27日付け会告「専門医制度規則施行細則一部改正のお知らせ」の項① 専門医,指導医の初回認定・更新における認定基準についてでは「従来,本学会関連の発表・論文以外の業績については,維持透析患者に関わるものに限っておりましたが,(後略)」とありますが,正しくは「従来,本学会での発表・論文以外の業績(年次学術集会・日本透析医学会雑誌・RRT誌・TAD誌以外の業績)については,維持透析患者に関わるものに限っておりましたが,(後略)」となります。ここで訂正いたします.

また,Therapeutic Apheresis and Dialysis(TAD)誌については,会告でお知らせしたとおり,TAD誌は2022年1月から,本学会のofficial journalではなくなります.2021年中に発行・受理されているもののみ認めますので,ご留意ください.


  <別添>  専門医制度規則施行細則一部改正_新旧対照表(2022年4月1日より施行).pdf